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 この章ではBritannia(特にFelucca)を生きるのに重要な事項である各種フラグについて説明します。

フラグの種類

 使われているフラグは以下の5種類です。

犯罪者フラグ
条件効果
  • 青ネームの死体をルートした時
  • 青ネームに対して攻撃(*1)した時
  • 青ネームを扇動した時
  • 犯罪者フラグ、殺人者フラグが立っているキャラに対して、支援(*2)を行った時
  • ペット・雇われ人にガードされた物を使うか動かした時
  • 青ネームがフィールド魔法に侵入した時
  • 誰からも灰色ネームに見えるようになります
  • 周囲の人間は、犯罪となる事無くあなたを攻撃(*1)できます
  • あなたに対して支援(*2)を行うと犯罪者となります
  • 持続時間は2分間であり、新たに犯罪行為を行うとリセットされます
  • 死亡後2分間は持続し、誰でも自由にルートできます
  • ガード圏内で犯罪行為を行った場合、10秒以内ならガードを呼ばれる可能性があります
  • NPCが犯罪行為を目撃した場合、即座にガードを呼びます
  • NPCのサービスを受ける事ができません
攻撃者フラグ
条件効果
  • 青ネーム、犯罪者、殺人者に対して攻撃した時
  • 攻撃者フラグ、窃盗フラグが立った人間への攻撃では立ちません
  • 攻撃された人間からは灰色ネーム(犯罪者とは別に設定可能)に見えるようになります
  • 攻撃された人間は、犯罪となる事無くあなたを攻撃(*1)できます
  • 持続時間は2分間であり、攻撃するかダメージを与えるとリセットされます
  • 反撃で殺されても殺人報告はできません。
  • 死亡後2分間は持続し、被攻撃者は自由にルートできます
窃盗フラグ
条件効果
  • 街のコンテナ及び、青ネームのNPC、PCから盗んだ時
  • 周囲の人間は、犯罪となる事無く、攻撃者にもならず青ネームの状態であなたを攻撃(*1)、窃盗する事ができます
  • あなたに対して支援(*2)を行うと犯罪者となります
  • 持続時間は2分間であり、盗みを行うとリセットされます
  • 死亡後2分間は持続し、誰でも自由にルートできます
殺人者フラグ
条件効果
  • 長期殺人カウントが5以上
  • 誰からにもレッドネームに見えます
  • 誰でも自由にあなたを攻撃(*1)や盗む事ができます
  • あなたに対して支援(*2)を行うと犯罪者となります
  • 永久赤でない状態で長期カウントが4以下になるまで持続します
  • あなたを攻撃(*1)した人間には攻撃者フラグが立ちます
  • NPCはあなたを見ると助けを呼びます
  • 衛兵はあなたを見ると殺そうとします
永久犯罪者フラグ
条件効果
  • 青ネームのNPC、PCから盗んだ時
  • 盗まれた人間にはあなたはグレイネームに見えます
  • 他の人間にはあなたは青ネームに見えます
  • 誰でも自由にあなたを攻撃(*1)できます。しかし犯罪警告ダイアログは表示されます。
  • あなたに窃盗フラグが立っていなければ、攻撃(*1)した人間には攻撃者フラグが立ちます
  • 永久犯罪者フラグは死ぬまで持続します
*1 War modeでのダブルクリック、攻撃的魔法の使用、ペットへのKill命令、扇動の第2ターゲットを指します。Energy Vortex、Blade Spiritsの自発的ターゲッティングを含みます。また、Fire Fieldなどのフィールド魔法を直接青ネームに対してターゲットした時も含みます。

*2 包帯による回復、支援魔法の使用を指します。

問題?

 他人が出したBS/EVを、自分に向かって扇動した場合は詠唱者責任が発生しません。しかしながら、扇動失敗による扇動者ターゲットが発生した場合、詠唱者責任が発生します。非常に危険な現象であるため、EV/BSの詠唱には細心の注意が必要です。

殺人報告権利

 殺人報告ができる条件は以下の通りです。

殺人報告権利
条件効果
  • あなたが青ネームである事
  • 盗賊ギルドに所属していない事
  • 直接攻撃によるダメージを受ける事(既に存在するFire Fieldに踏み込むのでは権利は取れません)
  • 死亡時、攻撃者を殺人報告できます
  • Recallを詠唱すると権利消失します
  • HPが全回復すると権利消失します

FPK

 フラグを利用し、殺人報告を受ける事無くPCを殺す事をFPKと言います。よくある例を以下に列挙します。

名前説明対策
FPK(1)  意図しない犯罪行為(青ネームモンスター死体からのルートなど)によって犯罪者となったPCを攻撃します。  迂闊な行動をとらない事と、犯罪者になった場合はHidingかInvisibilityなどで隠れ、ほとぼりが冷めるのを待つ事でしょう。
FPK(2)  FPK(1)と比べると、より狭義で攻撃的なFPKです。(Feluccaで)Fire FieldやBlade Spiritsを出した場合、それに飛び込んで相手を犯罪者に変えます。  迂闊な行動をとらない事と、犯罪者になった場合はHidingかInvisibilityなどで隠れ、ほとぼりが冷めるのを待つ事でしょう。
CPK(反撃PK)  LootやPolymorph等によって、自分が意図的に犯罪者となり、相手の攻撃を誘って反撃で殺します。  腕前に自身がある人間が行う方法である事と、大抵の場合、多人数の支援部隊が居たりするので、人数と腕前で上回っていなければ迂闊に攻撃する事は控えましょう。
シーフPK  反撃PKの一種です。まず、被害者から物を盗み、その後2分間を逃げ切って窃盗フラグを消してから、永久犯罪者フラグに基づいて被害者からの攻撃を誘います。  我慢するか、数を頼みに一斉攻撃するか、そもそも盗まれない事でしょう。

フラグに関する具体例

その1 あなたは盗賊に物を盗まれてしまった! しかも誰も気づかなかったようだ!

 盗賊は盗みを誰にも気づかれていないので、犯罪者フラグは立っていません。従って、第三者からは青ネームに見えます。しかし、あなたに対する永久犯罪者フラグが立っているので、あなたからは灰色に見え、自由に攻撃する事が可能です。しかも、窃盗から2分以内は窃盗フラグが立っている為、攻撃しても盗賊は反撃する事はできません。また、第三者からも自由に盗賊を攻撃できる(青ネームに見えるため、犯罪確認ダイアログは出てしまいますが)状態になっています。周囲の人間に加勢を呼びかける事もできるでしょう。

 なお、2分が経過して窃盗フラグが消えてしまった場合、あなたから(永久犯罪者フラグにより)灰色に見えることは変わりませんが、攻撃すると攻撃者フラグが立ってしまう為、腕に覚えのある盗賊ならば返り討ちに遭う危険性が出てくるでしょう。

その2 昨日盗まれた盗賊を町中で見かけた。また泥棒をやっているようだが、自分からは青に見える。

 微妙なところです。第三者に対して永久犯罪者フラグが立っている場合ならば、攻撃を仕掛けてもお咎めはありません。しかし、犯罪確認ダイアログは出ますし、攻撃フラグは立ってしまうので返り討ちに遭う危険性はありますが。誰にも永久犯罪者フラグが立っていない状態ならば、あなたが立派な犯罪者となってしまいます。恐らくガードに瞬殺され、あなたの荷物は一瞬のうちにルートされてしまうでしょう。

その3 Fire Fieldを出したら飛び込まれてしまった!

 あなたには犯罪者フラグと、FPKに対する攻撃者フラグが発生しています。誰からも灰色に見え、FPKや周囲の人々は自由にあなたを攻撃できるでしょう。しかし、犯罪者フラグだけであって殺人報告条件は満たしていません。早々に隠れて2分間程ほとぼりが冷めるのを待ちましょう。

 なお、このとき、慌てて人が多い所にGate等で移動してしまうと、もっと多くの人にFPKされる可能性があります。素直に隠れた方が良いでしょう。ただし、余りに目の前で隠れてもすぐにいぶし出されてしまいます。まずは人目のない所に脱出するのが先決でしょう。

その4 Blade Spirit / Energy Vortexを出したら他の人をターゲットし、傷つけてしまった!

 あなたには犯罪者フラグと、ターゲットした人に対する攻撃者フラグが発生しています。誰からも灰色に見え、自由にあなたを攻撃できるでしょう。しかもまずい事に、傷ついた人は殺人報告可能となっています。このまま傷ついた人が死んでしまうと、あなたに対して殺人報告が行えるでしょう。従って、まずは二次遭難を防ぐべく、Blade Spirit / Energy Vortexを早々にDispelしてから、早急に傷ついた人をHealしましょう。完全に体力が回復すると、あなたに対する殺人報告権利はなくなります

 なお、この例ではターゲットを偶然の産物と仮定しましたが、先に書いたとおり、あなたが出したEV/BSに対して扇動をしかけ、それが失敗して扇動者に向かったとしても、あなたに対する犯罪者フラグ、攻撃者フラグが立ち、それが原因で死んだ場合は殺人報告が可能となります。誰か居る状態でのEV/BS使用には、細心の注意を払いましょう。

Loot権

 モンスターのルート権及び、Fame/Karmaの取得権利は、以下のシステムによって決められます。

 オリジナルのデザインは、以下のURLにあります。

 http://update.jp.uo.com/design_361.html

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