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 魔法が頼りの魔法使いにとって、MANAの管理は非常に大きな意味を持ちます。鎧を身につける必要のない専業魔法使いの場合は特に問題有りませんが、鎧を身にまとって格闘することもある魔法戦士の場合は、鎧の着脱によってMANAをいかに早く回復させるかがポイントとなるでしょう。この章では、スキルによるMANA回復速度の変化と、鎧による修正について説明します。

瞑想基礎知識

 瞑想に関する基本的な知識を以下に列挙します。

スキルによる回復速度変化

 上記の通り、回復速度はMeditationスキルとINTの和によって定まります。
 実測値による結果を、以下の表とグラフに記します。左の表の、Meditation + INTが範囲で表されている部分に関しては、その範囲中は同じ回復速度である事を、点で表されている部分に関しては、その点に限った計測値である事を示します。

Meditation
+INT
回復速度
(sec/MANA)
2510.75
200-2501.00
176-1991.25
156-1751.50
142-1551.75
128-1412.00
118-1272.25
110-1172.50
102-1092.75
94-1013.00
754.00
505.25
256.75

鎧による修正

 MANAの回復速度は、何も着ていない時が最大となりますが、鎧を身につけていくと次第に速度が低下していきます。体を鎧で被っている度合いを被甲度とし、被甲度によるMeditation100、INT100時の回復速度の変化を、以下の表とグラフで示します。なお、本書では、14分の1理論を採用しています。
 このとき、Leather(Shoes、Boots類を含む)及び、衣服の被甲度加算はなく、Studdedは金属鎧(Ring、Chain、Bone、Plate)の0.4倍となります。被甲度が0〜6.5の時、動的回復が可能となります。
 なお、初期装備Shoes及びNPC販売Shoes、Thigh BootsはStudded扱いとなっているようです。

部位 比重
Helm(頭)2
Gorget(首)1
Arms(腕)2
Gloves(手)1
Tunic(胴)5
Leggings(脚)3
合計14
被甲度 回復速度
(sec/MANA>
01.00
11.25
21.25
31.50
41.75
52.00
62.25
72.50
83.00
93.50
104.00
114.50
125.50
136.00
147.00

最速の回復速度を目指して

 INT100、Meditation GMでLeather以下を着るのが最速です。が、総てのPCがこのようにするのも無理な話であるため、各人の状況によって最速を目指すしかありません。

 まずはパラメータ面から見てみましょう。
 普通はINT100ならば、MeditationもGMを目指すと考えられますが、スキル構成によってはどうしてもMeditationに割けない事もあるでしょう。
 それでも、28.0だけでも割り振ると、INT100、Meditation0の時は3.00sec/MANAであった回復速度が、INT100、Meditation28.0の場合、2.00sec/MANAまで向上する事になります。
 このように、速度が変化する境目を確認しつつMeditationの割り振りを考えると良いでしょう。
 なお、回復時にしか使いにくい手ですが、Magical Wizard's Hatを身に付けることによって、INTを一時的に5増やす事が可能です。

 さて、鎧について考えましょう。
 まずは、動的回復をどう維持するかですが、一つの考えとして、普段はFull Plateを着たままで行動し、いざという時に脱ぐ方法もあります。
 仮にFull Plateを着ていても、TunicとLeggingsを脱げば瞑想が可能となります。
 上からRobeを身に付けていると脱ぎにくいため、鎧の上は着ない方が良いでしょう。
 更に、動的回復中でも、脱衣によって瞑想が中断される事はありません。
 従って、まずは瞑想に入ってから、ゆっくりと脱いでいくと良いでしょう。
 着たり脱いだりが面倒な場合は、境目である被甲度6.5を目指すと良いでしょう。
 例えば、Plate TunicにPlate Gorget、Studded Glovesで、あとはLeatherで固めたならば、AR29でも瞑想可能となります。
 この場合、動的回復に入ってからPlate Tunicを外すだけで、ほぼ最高速に近い速度で回復可能となります。
 いずれにせよ、INT25でMeditation0の場合は、最大でも回復速度が6.75sec/MANAと、Full Plateの場合とさほど変わりはありません。以上の話はHigh DEXには無縁の事でしょう。

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