Ultima Onlineを買ってきてインストールも済ませました。 さて、まずは何をすればいいの?と悩む人も多いでしょう。 何をしてもいい代わりに、しなければならない事が無いため、家庭用機用RPGに慣れた人は余計に面食らうかも知れません。 この章では、最初の指針について説明します。

まずは視察から

 事前に細かく計画を立ててキャラクタを作ったとしても、初めての人ならそう簡単に思い通りには行かないでしょう。 まずは何でも良いから触ってみる事から始めるのをお勧めします。 と言うわけで、シャード、街は問いません。 テンプレートモードでいきなりキャラクタを作り、ブリタニアに降り立つ事をお勧めします。 まさに百聞は一見に如かずですね。 そうして、ある程度回って雰囲気が掴めてから、本命のシャードで本命のキャラクタを作ると良いでしょう。 または、成り行きのままに最初のキャラクタを育ててみると言うのも面白いかもしれません。

シャード?

 シャードとは、世界各地に設置されているUltima? Onlineのゲームサーバを指しています。 それぞれのシャードは全く同じ地形を持っていますが、完全に独立した平行世界となっており、地形は同じでも特色は大きく異なっています。 また、あるシャードで作ったキャラクタや財産を、他のシャードに移行する事は出来ません。 従って、最初に選ぶシャードは非常に重要な選択と言えます。 99年12月時点で稼働しているシャードは右ページの通りです。
 まあ、無理に海外シャードを選ぶ必要は無いので、在日サーバのいずれかから選択すればよいでしょう。 個人的には、新しいシャードであるIzumo か、平和なWakokuをお勧めします。 古いシャードですが、UOマンガ関連の有名人の多いAsukaと言うのも良い選択肢です。

ステータス構成

 最初に決定するSTR、INT、DEXの配分のお勧めは以下の通りです。

STR = 44, INT = 11, DEX = 10

 STRは体力と可搬重量を表すため、高ければ高いほど有利です。 4th Circle呪文のMANA使用量が11であるため、INTは11くらいは欲しいでしょう。 DEXは低くてもとりあえず死にはしないのでこれで十分です。

スキル構成

 キャラクタを作成する際、上級者モードとテンプレートモードが選択できます。 初心者保護も悪くはないのですが、選択の自由度から上級者モードをお勧めします。 初期スキルの配分は、最大3分野、合計100ポイントの割り振りですが、スキルは上がるに従って加速度的に上がりにくくなるため、中途半端に分けるのではなく、50:49:1に分けるといいでしょう。 次は、どのスキルを取るといいか考えましょう。 戦士ならまずはSwordsmanship、と言いたい所ですが、Parryingスキルを除いて、戦闘系のスキルは総じて上げるのが容易なため、後に上げるので十分です。 対して、魔法系スキルを0から上げるのは非常に大変で費用も掛かるため、最初に50を振る事を強くお勧めします。 次の49ポイントは、恐らく最初は戦闘生産両用となるため、生産関連スキルに振るのが妥当でしょう。 従って、割り振るスキルは以下のようになります。

Magery=50, 生産関連=49, 任意=1

初期装備を手に入れよう

 先のスキル設定の際、任意スキルとして1ポイント残しました。 たった1ポイントにどういう意味があるのか疑問に思われるでしょうが、それは、初期装備を手に入れる為なのです。 最初に割り振られたスキルの種類によって、開始時に持っている装備が決定されます。 この初期装備は死んだ場合でも失われる事が無く、盗まれる事もないため、大変大きな価値を持ちます。
 但し、初期装備は地面に置くとあっという間に腐って消えてしまうので、それだけは気を付けて、体から離さないようにして下さい。
 さて、大事な初期装備で何を貰えば良いのかと言えば、装飾品と実用小道具が考えられます。 いくら着飾っていても、死んでアイテムが失われる度に服や小道具を買い直すのは面倒だし、もったいないですよね。 それが、初期装備だと、買い直す必要が無いので非常に便利です。
 特に実用的なアイテムは以下の通りです。
ハサミ(Scissor)Healingで入手。包帯を作る他、革を切って軽くするのにも使えます。
六分儀(Sextant)Cartographyで入手。位置確認用に便利です。
マント(Cloak)Detecting Hidden、Hidingで入手。黒いマントです。染められます。
ブーツ(Boots)Trackingで入手。茶色のブーツです。染められます。
革手袋(Gloves)Wrestlingで入手。簡単な防具です。
麦藁帽(Floppy Hat)Fishingで入手。初期装備唯一の帽子です。染められます。
釣竿(Fishing Pole)Fishingで入手。釣り竿以上でも以下でもありません。
手斧(Hatchet)Lumberjackingで入手。練習用の手斧で実戦には使えませんが、木こり用に。
楽器Musicianship. Provocation, Peace Making, Enticementで入手。

 逆に、初期装備だと困る品物が一つあります。 それは、魔術系のスキルによって手に入る呪文書です。 呪文書は初期装備のものでなくても死んで失われたり、盗まれたりする事は有りませんが、初期装備の呪文書は上に書いている通り、地面に置くとすぐに腐ってしまいます。 従って、極力初期装備の呪文書は使わずに、ちゃんと買い直して使う事をお勧めします。 (最初に作ったキャラクタの場合、そんな余裕は無いとは思いますが)。

はじまりの街

 ステータスもスキルも決まると、あとは街に飛び出すだけです。 でも、ここでも一つの選択肢があります。どの街から始めましょう?
 これは、何を稼ぐ手段とするかとも関係します。 鉱石掘りが、鉱脈の一つもない街に居る必要はありません。 ただ、ステータスやスキルと違って、気に入らない街ならば移住すれば良いので、それ程深く考える必要はありません。 ですが、簡単な言葉をもって、指針を記すとすれば、以下の言葉で表されるでしょう。

鉱石掘り、鍛冶屋を目指すのであれば、Minocへ。それ以外ならBritainへ。

 非常に身も蓋もない言葉ではありますが、本当にこれで収まってしまいます。 Britainは鉱山がやや遠い事を除いては、木こりに釣りや狩りなど、一通りのことが出来てしまう都市なのです。 Minocは魔術的な店舗は欠いていますが、大鉱山を擁し、鉱石掘りや鍛冶屋には大きな魅力と可能性を秘めた都市です。
 勿論、これ以外の都市にも色々な特徴がありますが、それは右ページを参照下さい。

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