Ultima Onlineの世界において、モンスターとの闘いとは別の方向の戦闘の楽しみ、Warの世界についての紹介を行います。
Guild War
任意のギルドに宣戦布告し、相手ギルドが宣戦布告を受け入れた時に戦闘状態に突入します。 宣戦布告のやりとりが存在するため、敵の規模は限定されます。 敵の勢力が固定されるため、限定イベントとしてのWarとして用いられる場合もあります。
Virtue Guard
ギルドそのものに、Order宣言もしくはChaos宣言を行います。 その後は、自分と敵対する総ての陣営(OrderならChaos、ChaosならOrder)と、無制限の戦争状態に突入します。 総ての敵陣営が相手となるため、非常に大きな規模の戦闘が可能です。 なお、VG宣言を行うと、OrderならOrder shield、ChaosならChaos shieldが無償供与されます。
――お久しぶり、Toy。 いつ以来だった? やあ、Annie。 ご無沙汰だったね。 ――早速、いいかな。 相変わらずせっかちだな。 稼いでるんだろ?一杯くらいおごっておくれ。 BritainのSalty Dog Tavern。 今日は旧友が折り入って話しをききたいということで、呼ばれている。 首都Britainといえども、敵はどこから襲ってくるかわからない。 ただ、この日は気分がよかったのでついついお気に入りのAleを呑み始めた。 やっぱり、ここのAleだよなぁ。 懐かしい香りだ。 ――じゃあ、話を始めていい? OK。 ――Toyは今までGuild WarとOvCやってきたわけだよね。 それぞれの違いについて教えて欲しいの。
Guild Warか、懐かしいな。 これは、その名の通り、複数のギルドがお互いに宣戦布告して覇を競うものだね。 ギルド単位で動くので、連携がよりうまく取れる形にもっていったほうが勝ち、という趣きになるか。 このWakokuでGW(ギルドウォー)がみたければ、Deciet4階の、通称穴部屋へいくといい。 数ギルド入り乱れての戦いが見られるはずさ。 ――うーん、複雑だね。 一対一の戦いがGWで、複数対複数のギルドの戦いがOvCってこと? うん、基本的にはそうなるね。 ただ、最近の傾向ではGWでも複数の相手に宣戦して3つ巴、4つ巴の戦いに発展している事が多い。 ――そうなのかぁ。 それと、元々OvCはOrder(秩序)とChaos(混沌)の相反する二側面の騎士がそれぞれ8つの徳を守るために戦うという理念があってね。 そのためか陣営に参加すると盾がもらえる。 OrderShieldか、ChaosShield。 この盾はOvC参加してないと装備できないものだけど、堅牢さはどの他の盾にも負けないらしい。 ――らしい、って? 私は魔法使いだよ。 盾はいらない。 ――そうか、そうそう、戦争の中でも魔法使いと戦士とか、役割分担がはっきりしているの? うん。 戦士が攻撃、魔法使いが回復、といった基本的な役割分担や、もちろん場合に応じて魔法使いが攻撃魔法を放ったり、連携をきめていく。 戦士と魔法使いの息があっているギルドは強いよ。 あと弓かな。 遠くから一定時間おきに大きな打撃を与えてくる弓は捨て置けない存在だね。 ――なるほど、戦士に、魔法使いに、弓使いね。 それぞれどういうスキルを持っているの?
私のような魔法使いは、いわゆるTMタイプが多い。 武器、戦術、魔法、知性評価、魔法耐性、レスリング、瞑想をそれぞれ極めている人が多いね。 武器はお好みだけど、戟の一撃は強力なので剣術が人気かな。 能力はそれぞれ腕力、知性を最高まで極めて、スタミナは御情け程度。 メイスでなぐられたりするとスタミナがきれてうごけなくなるからリフレッシュポーションは必携だね。 ――うわぁ、色々有るんだね。 うーん、覚えきれない‥‥そうだ、戦争やっていて、おもしろいとこって、どんな所かな? ・・・Annie、それでも歌を伝える吟遊詩人か? ちゃんとメモくらいとれ! 戦争をしていて楽しいところかぁ。 うーん、相手が人間だからね。 毎回違う動きをするし、作戦を練ってぶつけられるしね。 1vs1レベルの戦いでも、モンスター相手と人相手じゃ全然違うでしょう?それが数人から、多いときは数十人だよ!考えただけでもおもしろそうでしょ?指揮を取っていて作戦がうまくはまると最高だよ。 一戦士や魔法使いとしても、自分でいい動きしたときは仲間から誉められるし、自分でもわかるからうれしいしね。 敵が人間、というまえに仲間が人間なわけだから、結束感っていうのかな、そういう面白さもたくさんある。 ――団体競技のスポーツみたいだね。 お、それはいい得て妙かも。 ――じゃあ、つらいとこは? ぐ・・・つらいとこか。 ありすぎて何からいったらいいか、、、 ――あはは。 手短に! やっぱり一番つらいのは自分のミスで仲間が死んだときだね。 明らかにわかるし。 特に魔法使いは前線で斬り合っている戦士の命を預かっているといっても過言ではないから。 ――なるほど。 あと個人的には復活セット、かな。 自分が死んだときに復帰が遅いと仲間に迷惑がかかるでしょう。 それを避けるためにWarやってるひとは集合場所なり銀行なりに自分に必要な装備を何セットかもってるんだ。 これを用意するのが面倒。 それだけならいいんだけど、用意して戦って殺されてとられて、それでまた復活セットを手にした瞬間殺されたりすると、、、 ――うわぁ、悲惨だね。 へこむね ――そうだろうねぇ。 あとは、偵察かな。 これは辛いの半分、おもしろいの半分なんだけどね。 OvCとはいえども、いつもいつもChaosの軍団と向き合ってるわけじゃなくて、どこかでお互いのメンバーが偶然であって、そこにお互い仲間を呼んで大規模な戦いになることが多い。 私は待ってるのが好きじゃないのでよく偵察にいってはChaosにみつかって、あるいはすぐ1 on 1の戦い、あるいはすぐ囲まれたり、、おもしろいんだけどね。 ・・・・あ、今気づいたぞ!私偵察じゃなくて囮じゃないか!だまされた! ――あはは。 なるほど、色々あるんだね。 おかげでWakokuのWar事情も少しはわかったような気がするよ。 いまのWakokuはまさに戦国時代だから、参加してみると面白いよ。 うちでもいいから、一緒にやってみない? ――あはは、あたしは戦争はちょっと、ね‥‥あ、そうだ、ToyってPoZのギルマスやってるんだよね? うん。 ――ギルマスの苦労についての話を‥‥
その時、後ろで酒を酌み交わしていた男達数人が立ち上がった。 「Punishment of Zaratustraの頭、Toyだね、今日という今日はその首もらうよ!」 せっかくの楽しいひとときを、、、Annieまたな! 叫ぶが速いか、Toyは馬に飛び乗り、鞭を入れた。 「ち、まて!、、、おまえたち、追うよ!」 こうして、今日もどこかでOvCの戦いが繰り広げられています。 みかけたら、応援してください。
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